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2010-09

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「ノルウェイの森」を読んで。 - 2010.09.19 Sun

ものすごく今更な感じがすることですが村上春樹の「ノルウェイの森」を初めて読みました。
怖かったです。怖いという感想はどうなんだろう?マジョリティには属さないのかな。何が怖かったって、いろいろとあるけれども、レイコさんが主人公に話して聞かせる彼女自身の過去の話、特にピアノを習いにきていた女の子の話です。
レイコさんはその女の子の狡猾さを「救えない病気」として認識しているけど、あれってわりと多くの子供が持ち合わせているずるさではないかなぁと思います。子供の時って(少なくとも私の周りは)あの奇妙な感じ、やりきれない感じ、正義が報われない気味の悪さが充ちていた。
あまりこういう言葉は使いたくないのだけど、子供って馬鹿ですよ。大人にない想像性と創造性を兼ね備えている、子供のいいところはそういうところでそれは否定しないけれど、やっぱり人生経験が少ない分、自分から発せられる言葉や行動が人にどんな影響を与えるか考えが及ばない。いや、及んではいるけれどそれは彼ら自身には関係のないことだから、そんなことはどうでもいいのです。

「私たちがまともな点は
 自分たちがまともじゃないと分かっているってことよね」

とレイコさんは言う。でもそれだから、精神病の患者になってしまう。
精神病の患者にはならず、あるいは自らの「救えない病気」も認識せず、ずるく、うまく、世の中を渡っていく人が「普通の人」?(というふうにレイコさんは考えているのかな?というよりも私はそういうふうに考えていた時期があって、そういう普通の人になりたくて、でもこの『自分』は捨てたくないし、捨てられないし、普通が何であるか混乱し、堂々巡りだったのです)

人は勝手にものを言って勝手に批判する。例えば、どんなにルールを守って生きていたってそれはそれで「あの人はルールを越えるということを知らなくてダメだ、面白みに欠ける」なんて。勝手すぎやしませんか?
でもそれがこの世界なんだなぁと最近思うのです。こういう理不尽さを含有する世界、ところどころ美しくない世界。

ついつい変なことを考えてしまいました。
とっても面白い本だったんだけど、きっともう二度と読まないと思います。でもこれって主人公やレイコさん、直子や緑、突撃隊、永沢さんやハツミさんから目を背けたいってことなのかなぁ。彼らはそれぞれ私の一部分を持っているような気がするから。
誰もが持っているものなのかな。不思議な話だけれど。

P9175781.jpg

So I lit a fire,
Isn't it good
Norwegian wood ?
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